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福進設備のよもやま話~「年度末のトラブル」を防ぐ理由~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

2月こそおすすめ!空調の点検・メンテナンスで「年度末のトラブル」を防ぐ理由🧰🏢

空調のメンテナンスは「壊れてから」だと、どうしても遅れます。
特に2月は、空調が一番酷使される時期であり、同時に3月の年度末前で現場が忙しくなる直前。

このタイミングで点検を入れておくと、
止まらない
慌てない
余計な出費を増やさない
につながります。

「まだ動いてるし大丈夫」より、“動いている今”が一番直しやすい
2月点検は、実はかなり理にかなっています😊


1)冬の終盤は「機器の疲れ」が出やすい❄️🔧

2月は運転時間が長く、室外機は冷たい外気にさらされ、霜取り運転も増えます。
この時期に出る不調は、春になっても“クセ”として残ることがあります。

⚠️こんな前兆は要注意

  • 暖まるまで時間がかかる⏳

  • 風量が弱い/ムラがある🌬️

  • 室外機の音が大きい🔊

  • 電気代が上がった💸

  • ニオイが気になる😷

前兆の段階で手を打つと、故障や停止のリスクをグッと下げられます✅


2)メンテは「節約」になる⚡📉

空調は、汚れや詰まりがあると効率が落ちます。
効率が落ちると、同じ快適さを作るのに余計な電力が必要になります。

つまり、点検は“修理”というより 運転効率を戻す作業でもあるんです。

✅点検で見る主なポイント

  • フィルター、熱交換器、ファンの汚れ🧼

  • ドレン(排水)詰まり・漏水リスク🚰

  • 室外機まわりの障害物、霜付き、振動🌀

  • 温度差、風量、設定状況🌡️

「効きが悪いから温度を上げる」は、電気代と負担を増やす方向。
先に 原因を潰すと、設定温度を上げずに快適になりやすいのがポイントです👌


3)年度末は「止められない現場」が増える📅⚠️

3月は引っ越し、改装、繁忙期、決算対応などで現場が詰まりがち。
この時期に空調が止まると、業務影響も大きく、修理の段取りも取りづらくなります。

✅2月点検のメリット

もし修理や交換が必要でも…

  • 余裕をもって日程調整できる🗓️

  • 代替案(部分修理・応急対応・更新計画)が立てやすい🧠

  • “最悪の停止”を避けやすい🚫

年度末は「止まった時のダメージ」が大きい。
だからこそ、2月の点検はコスパがいいんです✅


4)業務用は「換気とのバランス」が効く🌬️🏢

最近は換気強化の影響で、暖房が逃げやすい現場も増えています。

  • 排気が強すぎる → 負圧になって隙間風が入って寒い🥶

  • 給気が強すぎる → 外へ漏れてムダが増える💸

空調だけ頑張っても、換気バランスが崩れていると効きが悪く感じます。

当社では空調単体ではなく、現場の使い方も含めて
**「快適さ」「コスト」「運用」**のバランスが取れる状態を目指します✅


✅2月の点検は“今の不満を減らす”+“年度末の不安を消す”🧰✨

2月の点検は、
**「効きが悪い」「音が気になる」「電気代が上がった」**などの“今の不満”にも効きつつ、
年度末のトラブル予防にもなるのが強みです。

家庭用・業務用どちらも対応可能です🏠🏢
「最近効きが落ちた」「音が気になる」「電気代が気になる」など、
小さな違和感の段階でご相談ください😊

状態を見て、最適なメンテ・改善をご提案します📞✨

 

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福進設備のよもやま話~止めない工事の進め方~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

既存設備の改造・増設こそ“配線と安全”が難しい──止めない工事の進め方🏭⚡

既存ラインに装置を追加する、センサーを増やす、制御盤を更新する。
こうした改造案件は、新設より難しいことが多いです。理由はシンプル。

✅ 止められない
✅ 止める時間が短い
✅ でも安全と品質は落とせない

停止時間が限られる中で、安全に、確実に、復旧まで持っていく必要があります。
今回は、改造・増設で失敗しない進め方を、現場目線でまとめます✅


まず前提:改造は「工事」じゃなく“切替プロジェクト”🎛️

改造案件の本質は、配線作業そのものではなく
運用を止めずに切り替える段取りです。

  • どこを触るか

  • いつ止めるか

  • 何分で終えるか

  • どこで確認するか

  • ダメならどう戻すか(復旧)

これが曖昧だと、現場で事故ります。
逆にここが固まると、工事は驚くほどスムーズになります。


1)現地調査で「既存の癖」を掴む🔍

改造で一番怖いのは、図面と現場が違うこと。
そしてそれは、ほぼ確実に起きます。

  • 図面が古い📄

  • 途中増設で配線が継ぎ足しだらけ🧵

  • 盤内がパンパン📦

  • I/Oが足りない/余裕がない

  • 電源容量がギリギリ⚡

だから当社は現地で、まず“現実”を掴みます。

✅現地で必ず見るポイント

  • 盤内の空き容量(スペース・ダクト余裕・放熱)🔥

  • 既存I/Oの余裕(空き点数・予備端子・アドレス)🔢

  • 電源容量(100/200/三相・ブレーカ・負荷合計)⚡

  • 配線ルート(キャビネット貫通・ケーブルベア・配管)🌀

  • 既存の線番ルール(ある/ない/崩れてる)🏷️

この“癖”が分かると、工事内容を現実に落とし込めます。
逆に、机上だけで進めると当日詰まります。


2)停止時間を短くする“事前製作”が鍵🧰

現場で配線している時間=停止時間です。
だから改造は 現場で作るのではなく、現場では“つなぐだけ” に寄せるのが基本。

✅停止短縮の定番アプローチ

  • 盤改造を事前に製作(追加端子・中継・リレー・安全回路)🔩

  • ハーネス化・コネクタ化(接続ミスと工数を減らす)🔌

  • ユニット組立を工場側で完了(現場は据付・結線のみ)🏗️

  • ケーブルにラベルを先貼り(現場で探す時間=無駄)🏷️

「止める時間が短い」ほど、事前製作の差がそのまま成果になります✅


3)安全回路・インターロックは最優先🛑

改造で一番やってはいけないのは、安全が崩れることです。
非常停止、扉スイッチ、ライトカーテンなどの安全系は、後回しにできません。

✅改造時に安全で見るべきところ

  • 非常停止回路が成立しているか🔴

  • 扉開放時の停止・再起動条件が守られているか🚪

  • 光電・ライトカーテンの範囲が妥当か👀

  • 手動運転・段取り運転のインターロックが適切か⚠️

  • 既存の安全と“つながり方”が破綻していないか🧩

現場の運用(段取り替え・清掃・保全)に合わせて、
安全が守れる設計で組み込むのが改造の正解です。


4)復旧計画=“戻せる段取り”を作る🧾

改造で不具合が出た時、戻せないと停止が長引きます。
だから「成功手順」だけでなく、失敗した時の戻し方まで作っておくのが重要。

✅当社が作る“戻せる段取り”

  • 切替手順書(誰が見ても同じ順番でできる)📋

  • 確認ポイント(電源/I/O/安全/動作の最小確認)✅

  • 復旧手順(旧状態へ戻すステップ)↩️

  • 切替判断のライン(何分で切り上げて戻すか)⏱️

  • バックアップ(プログラム・パラメータ・図面)💾

これがあると、現場の心理的負担も減り、
“止めない改造”が現実になります。


✅改造は「工事」ではなく「運用の継続」が目的

改造・増設のゴールは、配線を終えることではなく
ラインを止めずに運用を継続できる状態にすることです。

当社は、組立・配線の技術だけでなく
✅ 停止期間を最小化する段取り
✅ 事前製作による現場工数削減
✅ 安全回路と復旧計画の設計
で、改造・増設を支援します。

  • 既存設備の改造

  • 部分更新

  • 配線整理(線番統一・盤内整理)

  • センサー増設・I/O追加
    からでもOKです😊

「止められない」現場ほど、段取りが価値になります。
まずは現状(図面・写真・停止可能時間・困りごと)を共有ください。最短で“止めない計画”に落とし込みます🏭⚡

 

 

 

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福進設備のよもやま話~制御とBEMS:PID・スケジューラ・需給最適化・DR🧠📊~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

空調の省エネは制御で決まる。同じ機器でも“止める/弱める/賢く使う”で電力量は大きく変わります。本回はPID→スケジュール→最適化→DR(デマンドレスポンス)→FDD(故障検知)の順に、現場で効く制御を設計します。⚙️

 

1|PIDの要点(空調に最適化)🧩
• 比例P:反応の速さ、積分I:定常偏差の除去、微分D:先行抑制。空調はI過大でハンチングしやすい。
• 帯域:センサノイズ対策にデッドバンドとサンプル時間を調整。
• 階層制御:チラー→二次ポンプ→AHU→VAVの上位→下位で連携。

 

2|スケジューラとモード設計⏰
• 予冷/予熱で立上がりを滑らかに。在室スケジュールと予約で不要時間を止める。
• セットポイント:季節・時刻・在室で可変。会議室は“開始30分前予冷/予熱”を自動化。

 

3|リセット戦略(最適化の三種の神器)🔧
• 送風温度リセット:負荷が軽いとき送風温度を上げる(冷房)or下げる(暖房)。
• 静圧リセット:VAV開度の最大値を追従、ダクト静圧を必要最小に。
• 冷温水リセット:室内コイルバルブ開度の偏りを監視し、供給温度/差圧を上下。

 

4|需給最適化とDR⚡️
• ピークシフト:蓄熱や予冷/予熱で最大需要を回避。
• DR参加:電力需給逼迫時に温度/風量を一時緩和、快適の許容幅を事前に合意。

 

5|FDD(Fault Detection & Diagnostics)🔍
• ルール例:
o フィルタ差圧↑×送風量↓→目詰まり。
o バルブ開度100%×室温未達→二次側流量不足/空気混入。
o チラーCOP↓×外気温一定→冷却塔/凝縮器の汚れ疑い。
• 可観測性:温度・差圧・開度・電力計を最低限セット。

 

6|データ基盤と可視化🧱
• タグ命名規則、履歴保存、ダッシュボード。KPI(kWh/㎡、COP、PPD、CO₂)を毎日見える化。
• 権限/監査:書換履歴を残し、運用の属人化を防ぐ。

 

7|NG→是正🙅→🙆
• NG:PIDを“勘”で調整。→ 是正:ステップ応答→最小二乗などで定量調整。
• NG:静圧固定。→ 是正:開度追従リセットで省エネ+騒音低減。

 

8|まとめ🌈
制御は“止める/弱める/賢く使う”の設計。PID→スケジュール→リセット→FDD→可視化で、快適と省エネを同時に実現。次回はセンサー配置と校正。🎯

 

 

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福進設備のよもやま話~自然換気と通風:昼夜換気・ナイトパージ・風圧/温度差効果🍃🏠~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

機械換気だけが換気ではありません。風圧差と温度差を利用する自然換気は、省エネと快適の強力な味方。本回は開口計画→スタック効果→通風導線→ナイトパージ→制御の順に設計術をまとめます。🧭

 

1|風圧とスタックの基本🧮
• 風圧差:建物外壁に当たる風で正負の圧力が生まれる。風上=正圧、風下=負圧。
• スタック効果:ΔP≈ρ·g·H·(ΔT/T)(高さH、内外温度差ΔT)。吹抜/階段室を排気シャフトとして活用。

 

2|開口の配置と面積📐
• 対向開口(風上・風下)の連続導線を確保。上部排気×下部給気でスタックを促進。
• 有効開口率:A開口/床面積=2–5%を目安(用途・気候で調整)。
• 網戸/ルーバ:圧損(抵抗係数)を見込む。防虫・防雨・遮音の兼ね合いを図る。

 

3|通風の“体感”設計🌀
• 居住域の風速:0.2–0.5m/sで体感温度−2〜−3℃相当。天井付近の排気でドラフトを避ける。
• 風道の曲がりを減らし、気流の可視化(スモーク/CFD)で確認。

 

4|ナイトパージ🌙
• 日中に蓄積した熱を夜間の冷気で放出。外気温/露点を見て結露リスクの低い時間帯に自動窓開。
• 熱容量の大きいRC/床スラブは効果大。早朝の予冷と組み合わせる。

 

5|ハイブリッド換気⚙️
• 自然換気を第一優先、外気条件が悪化したら機械換気へ自動切替。窓・給排気口に駆動装置+開度センサ。
• セキュリティ/騒音/粉塵の制約がある時間帯は最小開度で安全運用。

 

6|運用・保守🧰
• 窓開閉の自動化は故障時の手動ルートを用意。網戸・フィルタの清掃周期をカレンダー管理。

 

7|NG→是正🙅→🙆
• NG:高層のスタック過大で扉が開かない。→ 是正:圧力緩和開口や風除室を設ける。
• NG:騒音立地で開口し過ぎ。→ 是正:消音ルーバ/二重窓+時間帯制御。

 

8|まとめ🌈
自然換気は“風と温度差の設計”。対向開口→上排気下給気→ナイトパージで、機械換気と賢く分担。次回は制御とBEMS。🧠

 

 

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福進設備のよもやま話~換気設計:必要換気量・CO₂制御・全熱交換器・局所排気🌿💨~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

換気は快適・健康・省エネの交差点。外気は温湿度も汚染物も“持ち込む”ので、量と質を同時に設計しなければなりません。本回では必要換気量の決め方→CO₂連動→圧力設計→全熱交換器→局所排気の順で“過不足ない換気”を実装します。

 

1|必要換気量の決め方(人×空間)
• 人基準:在室人数×外気量/人(オフィス・教室・会議室など用途で変動)。
• 空間基準:床面積あたりの換気量、もしくは時換気回数(ACH)=換気量[m³/h]÷室容積[m³]。
• 混合時の注意:外気と還気の混合比を明示し、最小外気をダンパの開度で保証(ストローク調整+開度検知)。
• CO₂からの逆算(定常近似):C室=C外+発生量/換気量 ⇒ 目標CO₂(例:900–1000ppm)から必要換気量を求める。

 

2|CO₂・在室連動(DCV:Demand Controlled Ventilation)
• センサ配置:人の呼気が滞留する居住域(約1.1–1.5m高さ)、吹出・吸込から離す。壁面は放射影響が少ない面を選定。
• 制御:CO₂の2点~PID。外気ダンパ→最小外気〜最大外気の範囲で比例制御。
• 上限リミット:外気高温多湿時は露点/除湿能力で上限。冬は二次加熱も同時制御し過冷却/乾燥を抑制。

 

3|圧力設計(におい・粉塵の流れを制御)
• 圧力カスケード:汚れ源(トイレ/厨房/実験室)を負圧、清浄エリア(オフィス/教室)を正圧へ。目安±5〜15Pa。
• 気密と隙間:扉アンダーカット・スリットの有効開口を算出し、差圧達成時の漏気量を検討。
• 出入口の風除室:二重扉やエアカーテンで浸入外気を低減。

 

4|全熱交換器(ERV/HRV)の選定と配置
• 選定:効率(顕熱/潜熱)×圧力損失。外気側フィルタの圧損上昇を考慮し送風機静圧に余裕。
• 結露/凍結:寒冷地はバイパス/プリヒートで霜対策。ドレン勾配・トラップ高さを静圧に合わせる。
• クロスリーク:臭気源用途はローテーション型の漏れに注意→対面流静止型やダブルスキンを検討。

 

5|外気処理(DOAS)と再熱
• 夏の外気は顕熱+潜熱が大。深冷却→除湿→再熱で室内側の湿度を握る。室内機は顕熱処理に専念できる。
• 送風温度は結露・ドラフトを起こさない範囲で下げ、風量は必要最小へ(CO₂/在室で可変)。

 

6|局所排気(捕集が最強の省エネ)
• 厨房フード、コピー室、プリンタ、薬品作業台など発生源直近で捕集。排気=捕集×余裕で設定。
• 補給給気:負圧過大で扉が重い/隙間風に注意。局所排気+補給給気で中性化。

 

7|施工・TAB(試運転調整)
• 一次風量計測(ピトー/フード)→ダンパ調整→差圧確認→CO₂ステップ試験の順。
• 最小外気の実測開度をBEMSに記録し、運用変更時の比較軸に。

 

8|NG→是正
• NG:感染対策で常時最大外気→冬の乾燥・過冷。→ 是正:CO₂連動+二次加熱、時間帯で最小へ戻す。
• NG:ERVの漏れで臭い逆流。→ 是正:対面流型やバイパスで用途分離。

 

9|まとめ
換気は“量×質×圧力”。CO₂連動→圧力カスケード→全熱/DOAS→局所排気で、快適・健康・省エネを同時に達成。次回は自然換気と通風。

 

 

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福進設備のよもやま話~配管設計:冷媒・冷温水・二次ポンプ・ドレン・気液分離💧🧵~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

配管は熱を運ぶ血管。冷媒配管/冷温水配管/ドレン/換気の凝縮水まで、設計と施工の“つまずき”を先回りして潰します。

 

1|冷媒配管(VRF/パッケージ)
• 勾配/油戻り:水平配管は上り勾配0.5–1/100、立下りは油封ループを設置。
• 長さ/高低差制限:メーカー基準内に。越境時は中継ユニットや系統分割。
• 気液分離:ヘッダ/分岐は専用継手で。逆流・偏流を避ける配管姿勢。
• 保温:露点以下で結露必至、二重断熱と端末のテーピングを丁寧に。

 

2|冷温水配管(チラー/ボイラ)
• 一次二次方式:デカップラーで流量干渉を切る。二次側はVVF(可変流量)+二方弁が省エネ。
• ポンプ選定:実圧損+局部抵抗で揚程算出、運転点が効率カーブの良い帯に来るようインバータ設定。
• 膨張タンク/エア抜き:最高点近傍にエア抜き、戻り側に膨張。ダートセパレータで汚れ除去。
• 保温/露点:冷水は結露、温水は火傷/熱損。厚みと仕上げを用途に合わせ指定。

 

3|ドレン・凝縮水
• 勾配:1/100–1/50で確実に落とす。封水トラップの高さを静圧に合わせ設計。
• 詰まり対策:掃除口と防虫網、薬剤ドレンパンで藻/カビ抑制。

 

4|計装・制御とのインターフェース
• 流量/差圧/温度センサの取付直管長を確保。ストレーナ前後に差圧計で目詰まり監視。
• バルブ配置:バイパス/隔離バルブで保守性を担保。

 

5|施工検査・試験
• 冷媒:気密→真空引き→保持→充填の手順とリーク試験。窒素の圧力保持を写真で記録。
• 冷温水:耐圧試験とフラッシング。水質調整は立上げ時にセット。

 

6|NG→是正
• NG:油戻りループ省略。→ 是正:立下り毎にループ、長い水平は勾配確保。
• NG:トラップ寸法不足で吸い上げ。→ 是正:機内静圧+風量から高さを再計算。

 

7|まとめ
配管は“流れと戻り”。油戻り→保温→一次二次→ドレン→試験の順で、止まらず・漏らさず・結露させない。次回は換気設計へ。

 

 

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福進設備のよもやま話~送風とダクト設計:圧損・速度・分岐・リーク・保温~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

風は見えないからこそ“図面と言葉”が命。 ダクトは抵抗を制御し、騒音とリークを抑え、保温で熱損失を防ぐのが基本です。ここでは等圧損法を軸に、現場数値の“合理的な範囲”を示します。

 

1|設計の流れ
1) 風量配分(室負荷→吹出温度から算出)
2) 幹線径決定(等圧損の目安:0.8–1.2 Pa/m)
3) 分岐・枝管(速度低減:幹線5–7 m/s、枝管3–5 m/s、吹出口直前2–3 m/s)
4) 局部抵抗(エルボ/分岐/T/ダンパ)を係数で加算
5) 送風機静圧を決定し余裕10–15%

 

2|騒音と振動
• 速度音を抑えるため、会議室/客室は枝管速度低めに。
• 送風機は防振架台+フレキ。サイレンサ/吸音内張りは圧損増とのトレード。

 

3|リークと保温
• 継手は気密グレードを指定、シール材は温湿度に適合。
• 冷房主ダクトは結露防止の断熱厚を算定。吊り金具の熱橋もケア。
4|ダンパとバランシング⚖️
• 支管にVAV/ダンパを設け、TAB(試運転調整)で実流量を合わせる。
• CO₂/在室で風量可変にする場合、最低風量を握ってドラフト/快適性を維持。

 

5|施工ディテール
• エルボは大曲率(R/D≥1.25)、分岐は同圧設計。点検口はコイル/加熱器前後に。
• 天井懐が厳しければ扁平ダクト+圧損再計算。

 

6|NG→是正→
• NG:幹線速度が速すぎて騒音。→ 是正:断面UP+送風機静圧見直し。
• NG:断熱不足で結露。→ 是正:露点計算+金具熱橋の絶縁。

 

7|まとめ
ダクトは“抵抗と音の管理”。等圧損→速度階層→保温→TABの順で、静かに無駄なく送る。次回は配管設計へ。

 

 

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福進設備のよもやま話~熱源機の選び方:空冷/水冷チラー・ヒートポンプ・ボイラ・GHP~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

熱源は建物の心臓。効率・冗長・音・設置条件・水処理・霜取り…現場で効く視点を“チェックリスト化”します。

 

1|空冷チラー vs 水冷チラー
• 空冷:屋外置きで工期短・水処理不要。低外気温の除霜が性能に影響。屋上荷重・騒音に注意。
• 水冷:冷却塔+水処理が必要だが部分負荷効率◎、外気条件の影響が小さい。機械室必須。

 

2|ヒートポンプ(HP)とボイラの棲み分け♨️
• HP:中低温(45–55℃)の低炭素・高効率。放射暖房/空調再熱に相性良。
• ボイラ:高温水/蒸気や急速負荷が求められる用途で活躍。排熱回収・段焚で効率向上。

 

3|GHP(ガスヒートポンプ)
• 電力ピーク抑制・停電対応の選択肢。排熱利用の給湯連携が強み。機械室換気・排気経路の計画を忘れずに。

 

4|選定KPIと設計要点
• 部分負荷効率(IPLV/NPLV)を重視。実運用の50–70%負荷帯で強い機種を。
• N+1冗長、二重電源や非常時の手動運転確保。
• 水質/水処理:腐食・スケール・スライムの三点管理。ドレン/ブロー排水の処理経路。
• 騒音/振動:屋上・地上での防振/遮音、近隣影響の評価。
• 霜取り対策:空冷HPは化粧時間(デフロスト時間)を短く、複数台交互で能力落ちを緩和。

 

5|更新とLCC(ライフサイクルコスト)
初期費×(耐用年数/更新周期)+電力/ガス/水処理+保守工数でLCC評価。部品供給年限も確認。

 

6|NG→是正→
• NG:定格COPだけで決める。→ 是正:部分負荷効率と冬の霜取りをシミュレーション。
• NG:水処理ノープラン。→ 是正:補給水品質→処理方式→年次点検を仕様書に。

 

7|まとめ
熱源は“部分負荷×保守性”。N+1・水処理・騒音・霜取りを最初に詰めれば、運用で困らない。次回は送風とダクトへ。

 

 

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福進設備のよもやま話~方式選定のロジック:個別/セントラル/VRF/チラー方式🧩🏗️~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

空調方式は快適・省エネ・工期・コスト・保守の“5辺形”のなかで最適点を探す作業です。ここでは代表的な個別(ルーム/パッケージ)・セントラル(AHU+チラー/ボイラ)・VRF(可変冷媒流量)の長短と、建物条件別の決め方を“判断フロー”でまとめます。🧭

 

1|各方式の特徴と向き不向き🧠
• 個別(ルーム/パッケージ)
o 🎯強み:導入コスト低・工期短・独立ゾーンの柔軟運転。小規模テナント/改修に最適。
o ⚠️注意:室外機置場・景観・外気処理の弱さ。台数増で保守点数↑。
• VRF(可変冷媒流量)
o 🎯強み:部分負荷効率・同時加熱冷房・細やかなゾーニング。改修でも配管径細く躯体影響小。
o ⚠️注意:冷媒量・漏えい時の安全設計、長距離配管の制約、メーカー専用部材依存。
• セントラル(AHU+チラー/ボイラ)
o 🎯強み:外気処理・大空間・長寿命・拡張性。熱源集約でBEMS最適化が効く。
o ⚠️注意:初期費用と機械室/配管スペース、バランシングと運転要員の熟練度。

 

2|判断フロー(簡易)🧾
1) 用途/規模:1000㎡未満・テナント分割多→VRF/個別を先に検討。1000㎡超・外気多→セントラル軸。
2) 外気負荷:人密度高/CO₂目標厳しめ→専用外気処理機+再熱が必要→セントラル優位。
3) 改修制約:シャフト不足/天井懐薄→VRF。機械室確保可・寿命20年超狙い→チラー。
4) 運用:24/365稼働・冗長要→N+1や多台数分散設計。夜間/休日偏在→個別/VRFの止めやすさが利点。

 

3|コストと省エネの見方💴⚡️
• CAPEX:機器+ダクト/配管+電源+構造。VRFは配管細い分ダクト費↓だが室内機台数が増えると逆転も。
• OPEX:部分負荷効率・清掃/フィルタ・水処理・更新サイクル。チラーは冷却塔/水処理の固定費が乗るが長寿命。
• KPI:kWh/㎡・ピーク電力・外気処理COP・再熱量・メンテ工数。

 

4|外気処理は別腹🍃
どの方式でも外気処理は設計の要。深冷却→再熱を前提に、全熱交換器+外気処理機(DOAS)を分離配置すると、室内側の制御が安定します。

 

5|冗長化・保守・更新♻️
• N+1(熱源/ポンプ/送風機)と多系統化で止めない。フィルタ/ベルト交換・コイル洗浄の作業性を図面で担保。
• 更新時は段階更新(階ごと/系統ごと)ができるレイアウトが◎。

 

6|NG→是正🙅→🙆
• NG:方式を“相場”で決める。→ 是正:外気・用途・改修制約・運用KPIの4項で比較表。
• NG:外気処理を室内機頼み。→ 是正:DOAS分離+再熱で湿度を握る。

 

7|まとめ🌈
方式選定は“建物×運用”の掛け算。外気/規模/改修/運用の4キーでふるいにかけ、冗長化と保守性で最後に決める。次回は熱源機の選び方へ。🔥

 

 

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福進設備のよもやま話~負荷計算の基礎:外皮・日射・内部発熱・換気・時刻変動🧮🏗️~

皆さんこんにちは。
福進設備の更新担当の中西です。

 

空気線図が“質”なら、負荷計算は“量”。どれだけの冷房・暖房・加湿・除湿が必要なのか——外皮(日射・熱貫流)、内部(人・照明・機器)、換気、浸入外気を足し合わせ、時刻別にプロットしてピークを見極めます。本回は考え方→式→落とし穴→実務の近道の順で整理します。📐

 

1|負荷の構成🧱
• 外皮負荷:窓・壁・屋根・床から出入りする熱。U値とΔT(外気-室内)で概算。窓は日射熱取得係数(η)が支配的。
• 内部負荷:人(顕熱+潜熱)・照明・機器。稼働スケジュールが命。
• 換気負荷:必要外気量に伴う顕熱/潜熱。夏は潜熱、冬は顕熱が重い。
• 浸入外気:隙間風・扉開閉。気密・風圧差・スタック効果に依存。

 

2|窓と日射の“インパクト”☀️
• 同じ室でも方位で負荷は別物。西日は短時間に高ピーク、南は持続、北は拡散光。
• ブラインド/ルーバの遮蔽係数で実効ηを下げると、機器容量を落とせる。室内側遮蔽より外付けが効く。🕶️

 

3|内部発熱のリアル🧑‍🤝‍🧑💻
• 人の顕熱/潜熱は活動で変わる。会議室は潜熱寄り、オフィスはPCと照明で顕熱寄り。
• 待機電力の積み上げを忘れがち。24h機器(サーバ/冷蔵庫)は夜間のベース負荷を作る。

 

4|換気負荷とCO₂📦
• 必要換気量は人員×外気量/人またはCO₂目標値で設定。外気が高温多湿なら全熱交換器や外気処理機を用意。
• 扉の開閉が多い用途(店舗/飲食)は浸入外気が支配的。風除室やエアカーテンで侵入潜熱を削る。

 

5|時間軸で見る⌛️
• ピーク同時性:西面窓と会議室のピークが重なると冷房容量は跳ねる。用途別ピークのズレを作る設計(ゾーニング)が省エネに効く。
• 熱容量:RC造は遅れが大きく、日中ピークを夜間にずらせる。ナイトパージと相性◎。

 

6|概算の“速い式”⚡️
• 外皮顕熱:Σ(U×A)×ΔT
• 日射:A×η×日射強度×遮蔽係数
• 内部:人×(顕熱+潜熱)+照明×W+機器×W
• 換気顕熱:1.2×V×ΔT(V[m³/s])/換気潜熱:0.68×V×ΔX(ΔX[g/kg]) > まずは概算で“効いている要素”を見つけ、詳細計算へ進むのが時短のコツ。⏱️

 

7|落とし穴と是正🕳️→🛠️
• 窓面積を侮る:設計終盤で機器容量が増え、ダクト/配管も太り天井が納まらない。→初期に遮蔽とガラス仕様を確定。
• 人員想定が甘い:オフィスのフリーアドレスで密度が日によって倍。→CO₂制御/VAVで変動対応。
• 換気“増し過ぎ”:感染症対策で常時最大外気→冬の乾燥/ドラフト。→時間帯/CO₂連動+二次加熱。

 

8|チェックリスト✅
☐ 方位・ガラス仕様・遮蔽の組み合わせを検討した
☐ 人・照明・機器のスケジュールを載せた
☐ 換気量はCO₂/用途要件の両面で根拠を持つ
☐ ピーク同時性と遅れを図で説明できる

 

9|まとめ🌈
負荷計算は“どこに効いているか”を見抜く作業。窓・人・換気・時間の4点を押さえれば、過大容量を避けつつ快適を守る道筋が見えます。次回は方式選定(個別/セントラル/VRF/チラー)へ。🧩

 

 

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